
東京海上日動火災保険は14日、英国の保険市場ロイズを中心に保険事業を行っているキルンを買収し、完全子会社化することで同社と合意したと発表した。
買収金額は4億4220万ポンド(約1061億円)となり、日本の保険会社による海外での企業の合併・買収では過去最大となるみこみ。
東京海上日動は、世界的な市場であるロイズで4位の保険引き受け規模のキルンを傘下に収めることで、英米やアジアでの事業展開を加速させる狙いがあるとみられる。
今回買収するのはロンドン証券取引所上場の持ち株会社のキルン。
ロイズ市場で保険引き受けなどを行うRJロイズを傘下に持つ。
北米や英国のほか、欧州での火災保険や海上保険などの企業向け保険に強い特色がある。
06年度の保険料収入は約1030億円で、税引き後利益は105億円。
キルン経営陣は全会一致で買収に賛同を表明している。
東京海上日動がすべて手元資金で買収を行い、08年3月をめどに手続きを完了する予定。
東京海上日動と親会社であるミレアホールディングスは自社が持つ海外拠点網や資金力と、キルンが持つブランド力や保険引き受けノウハウなどを組み合わせる。
今後については米国やアジアで共同事業の展開も図る考えで、欧米勢に対抗できる事業基盤の強化につなげる。
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